オカメインコを家族の一員としてお迎えする前に...
オカメインコの性格と特長
🔊雛のうちは可愛いだけでも成長と共に色々と変化もあるのが動物です。
その事を熟知した上で楽しいオカメインコLIFEをお送り頂きたいと思っております。何も知らずに飼ってしまってから『やっぱり無理!』なんて事のないように御一読頂きたいと思います。
💟性格は、温厚ではありますが大人しい子ばかりではありません。
嫌なことがあれば怒り怖さのあまりに噛み付くこともあります。
クチバシの力はかなり強く、噛まれた後血が出ることもしばしば。
💟臆病な性格のあまり少しの物音や物陰、地震、暴風音、雷などで言わゆる『オカメパニック』と言うケージ内や放鳥中にまさにパニックになりあちこちにぶつかったりしてケガをする場合もあります。
💟ケガや病気の場合、鳥を診てくれる病院へ連れて行かなければなりません。
鳥ちゃんはとても我慢強く、弱った姿を隠し通します。人から見て体調が悪そうに見えたら相当具合いが悪くなってると考えて早急に受診しなければなりません。
前もって、鳥類も診てくれる獣医師さんを探しておいた方が良いかと思います。
札幌では一度の受診に6000円〜10000円程度が平均でかかります。
(手術、入院となるともっとかかります。)
💟見た目の可愛さも去ることながら、鳴き声は大きめです。
特に飼い主が見えなくなったり、外出したりする時には【呼び鳴き】と言ってその名の通り必死で飼い主を大きな声で呼びます。
発情期にはほぼ一日中鳴き続ける事もあります。
💟一日最低でも1〜2時間はケージから出し放鳥してあげなければストレスで毛引き(自分の羽を自分で抜いてしまう)の原因や病気の原因にもなり得ます。
💟一年を通して2回くらい(個体による)換羽期があります。
古くなった羽が抜け落ち新しい羽が生えてきます。その時期は鳥ちゃんの体調も元気がなく、下痢気味になり、抵抗力も落ちます。
飼料に気を配ってあげなければなりません。
ケージ内の温度も25度〜28度くらいを保ってあげなければなりません。
💟換羽期が終わると発情期がきます。
オスの場合はおしりを色々なものにこすりつけ尾羽をふりふりします。(しない個体もいます)
メスの場合は背中を反り『ピッピッピッピッ…』と小さな可愛い声で鳴きます。
繰り返す発情は無精卵を産んだり、卵づまりをおこしたりする場合もあります。
オスの場合、生殖器付近の病気になる場合もあります。
💟多頭飼い(2羽以上)で飼育する場合、オスとメスがいればもちろんペアになり子孫繁栄をしようとします。繁殖を希望されない方は同性別だとハッキリわかる状態で飼われるか、一羽飼いをお勧めします。
💟オカメインコは体から脂粉といって粉のようなものが舞散ります。これは羽にこの脂粉を付着させ羽を守るため、鳥類には必要不可欠ですがオカメインコはこれが多めです。
アレルギーがある方はその症状が悪化する場合がありますので、飼われない方がいいかと思います。(アレルギーの程度にもよります)
♦️♦️動物虐待について♦️♦️
愛護動物の虐待、遺棄(捨てること)は犯罪です。
令和2年6月1日から改正「動物の愛護及び管理に関する法律」が施行されました。
1 動物の虐待等に対する罰則が強化されました
近年、悪質な動物の虐待等に関する事件が後を絶たない状況等を踏まえ、愛護動物のみだりな殺傷、虐待・遺棄についての罰則が強化されました。
愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金が科せられます。
また、愛護動物を虐待又は遺棄した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。
❇️デメリットを重点的にご説明しましたが上記の事が起こっても絶対に途中で鳥ちゃんの飼養を放棄しないで、最後まで責任をもって愛情を注いでいだける方だけに当方はオカメインコをお迎えして頂きたいと思っております。
上記のデメリットがすべて気にならないくらい可愛いオカメインコですが、可愛いだけでは飼い続ける事は難しいかと思われます
❇️ご購入後のご相談も何なりとメールにてご対応いたします。
Sapporo Fairy Bird 木村